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エネルギー浪費型の人も節約しているつもり・・・
 2008.07.17 Thu
written by さき姉☆
日経エコロジーより

全国2000世帯の調査でわかった省エネ意識の有効性 今回は、だれもが家庭ですぐに実行できる省エネルギー行動と、それによって得られる実際の省エネルギー効果についてご紹介しよう。

 ライフスタイルの差によって、家庭でのエネルギー消費量にはかなり大きな差があることが知られている。すなわち、住まい手の意識の差によってエネルギー消費量にも違いがあるということだ。私どもの研究所では昨年、全国の約2000軒の家庭について調査を行い、住まい手のエネルギー利用に対する意識の差が、エネルギー消費量ではどの程度の差になって現れるかを集計した。

 この調査結果によると、調査世帯の平均エネルギー消費量を1.0としたとき、エネルギー浪費型世帯では1.31倍(31%増エネ)、反対に省エネルギー型世帯では、0.79倍(21%省エネ)となった。特に、意識の違いがエネルギー消費の大きな差となって現れたのは暖冷房用エネルギーで、浪費型世帯では平均の1.45倍(45%増エネ)にも及んだ。一方、省エネ型世帯では0.72倍(28%省エネ)だったので、浪費型世帯のエネルギー消費は省エネ型世帯の2倍にもなった。

 住宅の保温構造化や機器の省エネルギー化で、暖房用のエネルギー消費量を半分にすることは、住宅の保温構造が相当ひどいケースや、石炭ストーブによる暖房のようなケース(大量の熱を煙と共に煙突から排気してしまう)であっても難しい。しかし、住まい手の意識によっては、十分に可能性がありそうだ。これは大きな発見であった。


■暖冷房では、意識の違いによってエネルギー消費が2倍違う



全国2000世帯の調査から割り出したエネルギー浪費型世帯と省エネルギー型世帯のエネルギー消費量の差。暖冷房では2倍の開きがあった(出所:住環境計画研究所調べ)


 さらには、われわれが調査結果から浪費型と分類した世帯であっても、当の本人は、必ずしも自分がエネルギーをムダ遣いしていると認識していないことが多いようだ。今回の調査結果から得られた教訓は、「住まい手の意識を省エネ型ライフスタイルに変えてあげることが、極めて大きな省エネルギー効果につながる」ということではないだろうか。小さいころからのエネルギー教育や、日常的なエネルギー学習の重要性を再確認できた。

 オフィスビルなどでも、同じようなことが言える。私が以前行った調査で、事務所の利用者の立場の違いで、事務所ビルでのエネルギー消費実態やエネルギー消費量に差があったことを思い出す。その調査では、自社ビルとしてオーナーがすべてを占有しているビルと、反対に、テナントだけが入居しているビルでのエネルギー消費量の差を比較分析した。この調査でも、全体の平均に対し、オーナーだけが使用しているビルのエネルギー消費量は14.1%省エネルギーだった。一方、テナントだけが入居したビルでは13.8%増エネルギーだった。すなわち両者では、差し引き約30%近い差があるということだ。

 ここでも、入居者の意識の差がエネルギー消費量の大きな差につながっていることがわかる。既存のオフィスビルで30%近い省エネルギーを達成するのは、よほど旧式の設備を持ったビルでも難しいはずだから、ビルにおいても使い手(住宅の住まい手と同じ立場だろう)の意識は大変重要だということがわかる。

 このように、住まい手の意識は省エネルギーにとって大変重要な役割を担っていることが理解できる。では、実際の省エネルギー行動とその効果の関係はどうなっているのだろうか。ここでも、私どもの研究所が調査をお手伝いした研究結果からいくつか紹介しよう。

設定温度とフィルター掃除がエアコンの省エネの決め手 一般的な家庭の住宅にできるだけ近くなるよう実験条件を設定したうえで、エアコンを設置して実験を行った。なお、使用したエアコンは、一般家庭の6畳から9畳用のもので2004年製。冷・暖房時の効率は、それぞれCOP(成績係数)が5.06(冷房時)と5.49(暖房時)であるから、昔のものに比べると効率の高い製品だ。実験の状況を以下の図で示す。

 最初に、エアコンの設定温度の違いがもたらす暖房時と冷房時のエネルギー消費量の違いについて、実験結果から紹介しよう。あわせて、エアコンのフィルターを定期的に掃除することによる効果についても取り上げる。

 まず、暖冷房時における設定温度とエネルギー消費量の関係を下の図に示す。この結果を見ると、冷房時は設定温度を1℃上げると、消費電力量が12.8%減ることがわかる。また暖房時では、設定温度を1℃下げると10.2%の消費電力削減につながることがわかる。


■エアコンの設定温度でエネルギー消費量が決まる



例えば、冷房時に設定温度を1℃上げると、電力消費量が12.8%減るといった具合に、設定温度によって消費電力は大きく変化することが分かる(出所:省エネルギーセンター「『ライフスタイルチェック25』の各種行動と省エネ効果に関する調査」を基に住環境計画研究所が作成)


 次に、フィルターの目詰まりとエネルギー消費の関係を見てみよう。実験では、フィルターにガーゼを貼り付けて、目詰まりの状態を模擬した。

 フィルターの目詰まりによるエネルギー消費への影響は、冷房時では4.1%の増エネになった。また、暖房時では6.3%の増エネが計測された。冷房時と暖房時では、後者の方が目詰まりによる増エネ率が大きかった。さらに暖房時には、フィルターの目詰まりによって空気の吹き出しの勢いが妨げられるからか、床付近の温度が上がらず冷涼に感じることがあった。この結果、設定温度を高めることになると、消費電力量はぐんと増えることにもなりかねない。省エネルギーのためには、フィルターはこまめに掃除し目詰まりを起こさないよう気を配ることをお勧めする。


実験でわかった冷蔵庫のホントの省エネ活用法 冷凍冷蔵庫についても、実験により、エネルギー消費量の違いを確認した。400リットルクラスの2台の冷凍冷蔵庫を恒温実験室に設置し、さまざまな使い方を想定してエネルギー消費量の比較検討を行った。

 われわれの実験結果から、まず、標準状態における電力の消費量が、カタログ値に比べて2倍から3倍と極めて大きいことが判明した。これは、2004年当時の冷蔵庫の効率測定方法が使用実態とかけ離れているためだ。例えば最近の冷蔵庫では、通常の冷蔵室に加えて、野菜室、お刺身用のパーシャル冷蔵、さらには冷凍庫といった多様な冷蔵温度を同時に実現するような機能が付いている。なかには冷えすぎを抑えるためにヒーターが入っているものがある。

 ところが、JIS(日本工業規格)の測定では、これらの機能が必ずしも実測結果に反映されるようになっていなかったようだ。結果として、実際の消費電力量より低い値になっていたわけである。そのため、JIS規格の改定が行われ、現在は、より実使用に近いカタログ値に訂正されている。一方、使い方の違いによるエネルギー消費の差は以下のようになった。

冷蔵庫の強度を「強」から「中」に変更したときの省エネルギー効果は、平均で11%と大きかった。このとき、冷蔵室温度は1~2℃、冷凍室温度は2~2.5℃上昇した。
冷蔵庫の両側に壁がある場合に比べ、片側だけに壁がある場合は、平均で約8%の省エネルギーとなった。
庫内にペットボトルを詰め込んだ場合とペットボトルの量を半分にした場合を比べると、ペットボトルの量が半分のほうが、平均で約8%の省エネルギーとなった。
扉開閉頻度の違いや開放時間の違い、暑いものを冷まして入れることによる影響などは思ったよりも小さく2%前後であった。開放時間では、標準を10秒とし、開放時間が長いケースを2倍の20秒として実測してみたが、空気の入れ換えが一巡してしまえば、それ以上開放時間が長くても、エネルギー消費量には大きな影響を与えないということになる。もちろん省エネ効果は小さくても、エネルギー消費量には影響があるのだから、気をつけるに越したことはない。
 次回は、温水洗浄便座と電気衣類乾燥機、照明の使い方とエネルギー消費について紹介する。

09:45:13 | 環境 | comments(0) | trackbacks(0)
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